1950年代から現代まで、日本のデザインのルーツに迫る企画展 10月25日まで

東京ミッドタウン・デザインハブ(日本デザイン振興会、日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学 TUB)は9月20日から、企画展「ROOTS OF FUTURE 過去を探って、未来を見つける」を開始した。会期は10月25日まで。企画展は、大きく2つのパートで構成されている。

ひとつは、1950年代から現在までの各時代の空間、グラフィック、クラフト、インテリア、インダストリアル、ジュエリー、パッケージ、サインといった8領域における代表的なデザインを展示する「クロニクル」パート。その時代背景と共にグラフィックで振り返るものだ。もうひとつは、領域・時代が異なる約90点のデザインを、現代のデザインに必要な6つの視点で読み解き、構成した「発見」パート。

亀倉雄策がデザインした「東京オリンピック公式ポスター(第2号)」や、さまざまな場所で見られる「非常口サイン」のデザインのほか、時代を象徴するブランドのパッケージデザインなどを総覧することができる。各団体が精選したデザインアーカイブやグッドデザイン賞受賞作の中から、改めて評価したいデザインや今後のスタンダードとしたいデザイン、未来へのヒントとなるデザインなどを紹介している。

本展のディレクターは、デザインジャーナリストで、東京藝術大学、専門学校桑沢デザイン研究所の非常勤講師を務める土田貴宏氏が務めた。会期は9月20日から10月25日、会期中無休。開場は11時~19時(9月27日、29日は20時まで)。入場無料。